2016年8月16日火曜日

西洋型の食事をしているとマンモグラフィー(乳がん検査)の結果が悪い❔

このエントリーをはてなブックマークに追加


Obstetrics & Gynecology誌、2016年8月5日号より。

乳がん検査でマンモグラフィーを受けたことがあるヒトもいると思いますが、今回の研究では食生活がマンモグラフィの結果に影響するかも❔と報告されました。
西洋型の食生活をしているヒトでは、乳腺密度が高く乳がんリスクが高い可能性が示されたのです。

西洋型の食事というと、高脂肪乳製品(全脂乳・チーズ・アイスクリーム)・加工肉(ベーコン・ハム・サラミ)・精製穀類(白米・精製されたパンやパスタ)・ジュース類や嗜好品などが多い特徴があります。
具体的にどの食品や成分が乳腺密度と相関するのかは不明ですが、これらの食品は肥満やメタボリックシンドロームなど様々な疾患とも関わりがあると言われています。
なるべく避け、かわりに野菜や果物、全粒穀類や魚などを多く摂るよう心掛けてみましょう♪

【試験概要】
  •  研究デザイン:断面研究
  • 対象者:乳がんスクリーニングプログラムに参加した女性3,584名。
【試験結果】

  • 西洋型の食事へのアドヒアランスが高い女性は乳腺密度が高かった(OR 1.25)。体形別に解析すると、この相関は過体重/肥満女性でのみ有意だった(OR 1.41)。
  • 地中海式の食事へのアドヒアランスと乳腺密度は相関しなかった。

【論文リンク】
Association Between Western and Mediterranean Dietary Patterns and Mammographic Density

0 件のコメント:

コメントを投稿