2016年8月12日金曜日

魚の脂質で大腸がん死亡リスクが40~70%低下❔

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Gut誌、2016年7月19日オンライン号より。

魚に含まれる脂質(オメガ3)で血液サラサラ~!などとテレビでも言われていますが、今回の研究では魚の脂質とがんの関係が報告されました。
大腸がんの患者さんのうち、魚に含まれる脂質(オメガ3)の摂取量が多い、もしくは摂取量を増加させたヒトでは大腸がん死亡率が40~60%低かったのです。

様々な健康効果の期待される魚 - ぜひ積極的に摂ってみましょう♪

【試験概要】


  • 研究デザイン:コホート研究(Nurses' Health Study と Health Professionals Follow-up Study内)
  • 対象者:大腸がん患者1,659名

  • 【試験結果】
    • 大腸がん診断後のオメガ3摂取量が0.30g/日以上だと、0.10g/日未満のヒトと比較して大腸がん死亡率が41%低かった(HR 0.59)。
    • 大腸がん診断後オメガ3脂肪酸摂取量を0.15g/日以上増加させたヒトは、増加させなかったヒト・増加量が0.02g/日未満だったヒトと比較して大腸がん死亡率が70%低かった(HR 0.30)。
    【論文リンク】
    Marine ω-3 polyunsaturated fatty acid intake and survival after colorectal cancer diagnosis

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