2016年8月23日火曜日

社交的なヒト・接待などの多いヒトは食生活に要注意 - 動脈硬化リスクが30%高い❔

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Journal of the American College of Cardiology誌、2016年8月23日号より。

社交的で交友関係が広いヒト。
常に出張や接待などバリバリ働いているヒト。
このようなヒトは刺激的で充実した毎日を送っているかもしれませんが、健康面には人一倍注意が必要かもしれません。

今回の研究では、肉類や調理済み食品・アルコールなどの摂取量が多く、間食・外食を頻繁にする食生活を「社交的/ビジネス的食生活」としてグルーピングしました。
そうすると、この社交的/ビジネス的食生活のヒトでは、潜在的動脈硬化のリスクが高いということがわかったのです。
動脈硬化は特に症状がなくても進み、心筋梗塞や脳卒中のリスクを上昇させます。
社交的/ビジネス的食生活のヒトは、外食の頻度を減らす、家で食べる時は野菜を多く摂り飲酒は控えるなど、できることから始め、充実した健康ライフを目指しましょう♪

【試験概要】
  • 研究デザイン:断面研究(下記コホートのベースライン時データを解析)
  • 対象者:PESA(Progression of Early Subclinical Atherosclerosis)というコホート研究に参加した40-54歳の4,082名。
【試験結果】
  • 研究対象者の食生活は…
    • 地中海式食生活(野菜・果物・全粒穀物・オリーブオイル・低脂肪乳製品・低脂肪肉類・魚などの高摂取):40%
    • 西洋式食生活(精製穀物・豆類・乳製品・嗜好品などの高摂取):41%
    • 社交的/ビジネス的食生活(赤肉や調理済み食品、アルコールや清涼飲料水の高摂取、高頻度での間食や外食):19%
  • 社交的/ビジネス的食生活をしているヒトは、地中海式食生活をしているヒトと比較して潜在性動脈硬化のリスクが31%高かった(OR 1.31)。
【論文リンク】
Association Between a Social-Business Eating Pattern and Early Asymptomatic Atherosclerosis

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