2016年5月6日金曜日

筋トレで高齢者の死亡率が約半分に❓

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Preventive Medicine、2016年6月号より

筋トレで高齢者の死亡率が約半分に❓という報告です。

健康のために運動を!というとジョギングなどの有酸素運動を思い浮かべるヒトが多いのではないでしょうか。
運動ガイドラインでは、毎週150分の有酸素運動と共に週2回以上の筋トレが推奨されています。
「筋トレ」は筋肉ムキムキになりたい男性がするもの!と思い、女性や高齢者は敬遠してしまうかもしれませんが、今回の研究では筋トレを週2回以上実施していた高齢者で死亡率が約半分だったと報告されたのです。
毎日は難しくても週2回であればそんなに苦痛ではないかもしれません。
あまり無理せず軽い重量の筋トレから始めてみましょう♪

【試験概要】
  • 研究デザイン:1997-2001年の全米健康インタビュー調査(National Health Interview Survey:NHIS)と国民死亡記録(National Death Index)を使用した観察研究。
  • 対象:65歳以上の高齢者30,162名
【試験結果】
  • ガイドラインで推奨されている量の筋トレ(週2回)をしていると答えた高齢者は9.6%だった
  • 研究期間中に対象者の31.6%が死亡した
  • ガイドラインで推奨されている量の筋トレをしている高齢者は、していない高齢者と比較して総死亡率が46%低かった(adjusted OR 0.64)
【論文リンク】

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