FDA、2016年5月20日発表。
米国における新しい栄養成分表示が発表されました!
各企業は2018年7 月26日までに全製品の栄養成分表示をアップデートすることが義務付けられますが、年間食品総売り上げが1,000万ドル未満の企業は更に1年の猶予が与えられます。
主な変更点は下記の通り!
新しい栄養成分表示が益々健康増進に繋がると良いですね♪
- カロリー、1人前の分量、製品全体で何人前かは大きなフォントサイズ・太字で目立つようにする
- 1人前の分量
- 1人前の感覚は時代と共に変化しており、例えば炭酸飲料であれば1993年に8oz (約240mL)が1人前とされていたのに対し、現在では12oz (約360mL)が標準となっている。新しい栄養成分表示では多くのヒトが1回に食べるであろう現実的な量を1人前とすることが義務付けられる
- パッケージの大きさによりヒトの摂取量は影響され、例えば20oz(約600mL)の炭酸飲料を購入した場合、多くのヒトは1回でそれを飲み終えることが想像される。よって1人前の単位の1倍~2倍未満の量の製品では、製品全体の栄養成分表示を明記する
- 1人前の分量より遥かに多いパッケージであっても、1回で摂取してしまう可能性のある製品については1人前の栄養成分、製品全体の栄養成分を併記する。例えば24oz (約720mL)の炭酸飲料など。
- 追加された項目
- 添加糖:カロリーの10%以上が添加糖から来ていると、適正カロリー内で全ての栄養素を摂取するのは難しく、各製品に含まれる量を意識することが重要なため
- ビタミンD:不足しているヒトが多いため
- カリウム:不足しているヒトが多いため
- ※カルシウムと鉄分は引き続き表示が義務付けられている
- 不要となった項目(ただし表記を希望する場合は引き続き記載可能)
- ビタミンA:不足しているヒトが少ないため
- ビタミンC:不足しているヒトが少ないため
- 脂質からのカロリー:重要なのは脂質の絶対量ではなく種類であるため(総脂質、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸の量は引き続き表示が義務付けられている)
【報告書リンク】
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