2016年6月2日木曜日

運動をしないと子宮頸がんになりやすい❓

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J Low Genit Tract Dis、 2016年4月22日号より。
子宮頸がん予防についてはワクチンの効果と安全性が少し前に話題になりましたが、今回の研究では、運動しないと子宮頸がんになりやすい❓という報告がありました。

運動と一口にいっても、仕事の中でやらなければならない運動と、自由な時間に自主的に行う運動は効果が違うと考えられており、今回の研究は後者(「余暇身体活動」)についてです。

これからどんどん暑くなり、運動しようと思ってもなかなかクーラーの部屋から出る気がしない…ということもあるかもしれませんが、それで子宮頸がんのリスクが上がるかも…と聞くと頑張る気になれますね。
毎日の積み重ねが大切です。出来ることから始めてみましょう♪

【試験概要】

  • 研究デザイン:症例対照研究
  • 対象者:子宮頸がん患者128名と、年齢をマッチさせた対照(子宮頸がんが疑われたが最終的にはそう診断されなかった女性)512名 
【試験結果】
がんのない対照グループと比較して、子宮頸がんグループでは身体活動をしないヒトが2.4倍と多かった(OR 2.43)。
※上記は余暇身体活動に関する解析で、職業上の身体活動については子宮頸がんとの相関はなかった。


【論文リンク】
Impact of Physical Inactivity on Risk of Developing Cancer of the Uterine Cervix: A Case-Control Study

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