2016年6月11日土曜日

中年期の心肺適応能が高いと脳卒中でのリスクが低い❔

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Stroke、 2016年6月9日オンライン号より。
メタボが気になるから運動しないと…と思いつつなかなか重い腰があがらず、若い頃から運動をしておくべきだったと後悔しているヒトもいるのではないでしょうか。
若い頃あまり運動をしていなくても「もう遅い」と諦める必要はありません!
今回の研究では、中年期の心肺適応能が高いと脳卒中のリスクが低い❓と報告されました。
「心肺適応能」というのは主に有酸素運動をすることで向上する能力で、今回の研究ではトレッドミルを使用して推測されました。

運動をすることでメタボ解消だけでなく、将来の脳卒中も予防できるかも…と聞くとモチベーションが上がりますね。
日々の運動を心がけで心肺適応能向上を目指しましょう♪

【試験概要】

  • 研究デザイン:Cooper Center Longitudinal StudyとMedicare(国の運営する医療保険で65才以上の高齢者と障害者が受給者)のデータを使用した解析
  • 対象者:19,815名 
  • 研究期間:129,436人年の追跡
【試験結果】
中年期の心肺適応能が高いと、脳卒中で入院するリスクが49%低かった(最高群 vs. 最低群でHR 0.61)。
脳卒中のリスク因子である高血圧、糖尿病、心房細動の有無について調整しても上記相関は有意であった。


【論文リンク】
Association Between Midlife Cardiorespiratory Fitness and Risk of Stroke The Cooper Center Longitudinal Study

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