Circulation誌、2016年10月11日号より。
怒ったり興奮したりすると心臓に良くないと聞いたことがあるヒトは多いと思います。
今回の研究ではそれが大規模なデータの解析で示されました。
世界52ヵ国で急性心筋梗塞を起こした1万例以上ものデータの解析です。
その結果、発症前1時間以内に身体活動もしくは怒ったり感情的に取り乱すような出来事があると、心筋梗塞のリスクが2倍以上になったのです。
運動は無理せず行う。
すぐにカッとせずストレスをこまめに発散する。
…など日々の少しの工夫で心筋梗塞の予防を心掛けましょう♪
【試験概要】
- 研究デザイン:症例対照研究(INTERHEART)
- 対象:52ヵ国における最初の急性心筋梗塞12,461例。
急性心筋梗塞発症前1時間以内に…
- 身体活動をしていたヒトはリスクが2倍以上だった(OR 2.31)
- 怒ったり感情的に取り乱していたヒトはリスクが2.5倍近かった(OR 2.44)
- 身体活動+怒ったり感情的に取り乱したいたヒトはリスクが3倍以上だった(OR 3.05)
【論文リンク】