2016年6月15日水曜日

78万人以上のデータ解析!全粒穀物を多く食べると死亡率が15%程低い❔

このエントリーをはてなブックマークに追加



Circulation、 2016年6月13日オンライン号より。


プチプチした食感や栄養価の高さで人気となった玄米や雑穀米。
これらはホールグレイン/ 全粒穀物と呼ばれ、種皮や胚などの部分が精製されずに残っているため、食物繊維やビタミンB群など様々な栄養素が多く含まれています。
他にもオートミール、全粒粉のパンやパスタなどが全粒穀物です。

今回の研究では78万人以上という膨大なデータの解析より、全粒穀物を多く食べているヒトでは死亡率が15%程度低かったと報告されました。

全粒穀物を食べるようになると便秘が改善した、肌が綺麗になったなど様々な効果を実感するヒトがいますが、更に死亡リスクまで低減なんて嬉しいことばかりですね♪
最近では調理しやすい全粒穀物が販売され、様々なレシピが紹介されているので上手に取り入れてみましょう!

【試験概要】
  • 研究デザイン:メタ解析。コホート研究12件と米国国民健康栄養調査(NHANES)の未発表データを使用。
  • 対象者:786,076名。
【試験結果】
  • 全粒穀物の摂取が最も多いグループは、最も少ないグループと比べて…
    • 総死亡率が16%低かった(RR 0.84)
    • 心血管死亡率が18%低かった(RR 0.82)
    • がん死亡率が12%低かった(RR 0.88)
  • 全粒穀物の摂取が16g(約1単位)増えるごとに…
    • 総死亡率が7%減少した(RR 0.93)
    • 心血管死亡率が9%減少した(RR 0.91)
    • がん死亡率が5%減少した(RR 0.95)
【論文リンク】
Whole Grain Intake and Mortality From All Causes, Cardiovascular Disease, and Cancer: A Meta-Analysis of Prospective Cohort Studies

Eating more whole grains linked with lower risk of death: American Heart Association Journal Report

0 件のコメント:

コメントを投稿