Journal of the American Heart Association誌、2016年8月31日号より。
健康的な食生活、定期的な運動、禁煙、適度な飲酒、適正体重の維持…。
健康のためにしなければならないこと、したいことは沢山あります。
なるべくそのハードルを下げ成功率を高めるためには、インターネットやスマホが有効かもしれません。
今回の研究では224件もの文献を合わせて解析した結果、インターネットやスマホがこれらの健康生活に役立つというエビデンスが示されました。
無料でも様々なアプリが出ているので色々試し、自分にあったものをみつけてみましょう♪
【試験概要】
- 研究デザイン:システマティックレビュー
- 対象:主に健常者を対象にインターネットやモバイルアプリなどによる食事・身体活動・肥満・喫煙・飲酒状況の改善効果を評価した文献224件
- 研究期間:対象となった研究の期間は主に6ヶ月未満、ほぼ全てが1年未満。
インターネットによる介入は
- 食事改善に有効だった(20件の研究より。エビデンスクラスIIa、レベルA)
- 身体活動量の向上に有効だった(33件の研究より。エビデンスクラスI、レベルA)
- 肥満改善に有効だった(35件の研究より。エビデンスクラスI、レベルA)
- 喫煙抑制に有効だった(22件の研究より。エビデンスクラスI、レベルA)
- 過剰飲酒の抑制に有効だった(47件の研究より。エビデンスクラスI、レベルA)
モバイルアプリによる介入は
- 身体活動量の向上に有効だった(6件の研究より。エビデンスクラスI、レベルA)
- 肥満改善に有効だった(3件の研究より。エビデンスクラスI、レベルA)
(※)
エビデンスクラスI: 介入が有効で有益だというエビデンスやコンセンサスがある。介入は実施されるべきである。
エビデンスクラスIIa:エビデンスは有効・有益という方向に傾いている。介入の実施は妥当である。
エビデンスレベルA:複数の無作為化比較試験のデータをもとにした結果
【論文リンク】
エビデンスクラスIIa:エビデンスは有効・有益という方向に傾いている。介入の実施は妥当である。
エビデンスレベルA:複数の無作為化比較試験のデータをもとにした結果
【論文リンク】
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