Journal of American Heart Association誌、2016年9月7日号より。
適度な運動による健康効果についてはこれまでにも色々と紹介してきましたが、今回の研究では新たなメリットが報告されました。
それは・・・お金です!
適度な運動 ⇒ 健康効果 ⇒ 病院に行く回数や薬の量が減る ⇒ 節約!ということが数値として示されたのです。
心血管障害を既に患っているヒトでは年間の医療費が平均$2,500も削減でき、心血管障害やリスク因子の特にない最も健康的なグループでも医療費が$500程低いことが分かりました。
身体のためにもお財布のためにも・・・
1日30分以上、週5日以上の運動を目指して、できることから始めていきましょう♪
【試験概要】
- 研究デザイン:観察研究
- 対象者: Medical Expenditure Panel Surveyより、18歳以上で施設に入っていない26,239名。
「強度が中-高度の身体活動を1日30分以上、週5日以上」として適度な身体活動量を定義した。その結果・・・
- 心血管障害のヒトにおいて、適度な身体活動を行っているグループでは年間の医療費が平均$2,500程度低かった($12,660 vs. $10,092)
- 心血管障害の既往がなくリスク因子(高血圧・糖尿病・高コレステロール血症・喫煙・肥満)も問題ない最も健康的なヒトにおいても、適度な身体活動を行っているグループでは年間の医療費が平均$500程度低かった($3734 vs. $3240)。
【論文リンク】
Health Services and Outcomes Research: Economic Impact of Moderate‐Vigorous Physical Activity Among Those With and Without Established Cardiovascular Disease: 2012 Medical Expenditure Panel Survey
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