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2016年9月7日水曜日

ネットやスマホの活用で食事改善、運動、禁煙、節酒、ダイエットなどが成功しやすい❔

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Journal of the American Heart Association誌、2016年8月31日号より


健康的な食生活、定期的な運動、禁煙、適度な飲酒、適正体重の維持…。
健康のためにしなければならないこと、したいことは沢山あります。
なるべくそのハードルを下げ成功率を高めるためには、インターネットやスマホが有効かもしれません。

今回の研究では224件もの文献を合わせて解析した結果、インターネットやスマホがこれらの健康生活に役立つというエビデンスが示されました。
無料でも様々なアプリが出ているので色々試し、自分にあったものをみつけてみましょう♪

【試験概要】
  • 研究デザイン:システマティックレビュー
  • 対象:主に健常者を対象にインターネットやモバイルアプリなどによる食事・身体活動・肥満・喫煙・飲酒状況の改善効果を評価した文献224件
  • 研究期間:対象となった研究の期間は主に6ヶ月未満、ほぼ全てが1年未満。
【試験結果】
インターネットによる介入は

  • 食事改善に有効だった(20件の研究より。エビデンスクラスIIa、レベルA)
  • 身体活動量の向上に有効だった(33件の研究より。エビデンスクラスI、レベルA)
  • 肥満改善に有効だった(35件の研究より。エビデンスクラスI、レベルA)
  • 喫煙抑制に有効だった(22件の研究より。エビデンスクラスI、レベルA)
  • 過剰飲酒の抑制に有効だった(47件の研究より。エビデンスクラスI、レベルA)

モバイルアプリによる介入は

  • 身体活動量の向上に有効だった(6件の研究より。エビデンスクラスI、レベルA)
  • 肥満改善に有効だった(3件の研究より。エビデンスクラスI、レベルA)

(※)
エビデンスクラスI: 介入が有効で有益だというエビデンスやコンセンサスがある。介入は実施されるべきである。
エビデンスクラスIIa:エビデンスは有効・有益という方向に傾いている。介入の実施は妥当である。
エビデンスレベルA:複数の無作為化比較試験のデータをもとにした結果

【論文リンク】

2016年6月16日木曜日

新しい肥満治療認可!胃から食べたものを排泄しカロリー30%カット❔

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Food and Drug Administration(FDA: 米国食品医薬品局)のプレスリリース、2016年6月14日より

6月14日、FDAはAspireAssistという新しい肥満治療を認可しました。
これは内視鏡を使ってチューブを胃に設置し、そのチューブを通して胃内の食べ物を排泄するものです(詳細ビデオ)。
食後20-30分経ったら患者さん自身がこのチューブを通して食べたものを排泄し、摂取したカロリーの約30%程度が除去されるそうです。

AspireAssistの対象となるのはBMI(※1)が35~55の肥満者で、手術以外の肥満治療では減量/減量後維持ができなかったヒトとされています。摂食障害の患者さんは対象外です。

好きなものを食べてカロリーを30%排泄できるなんて夢みたい!と安易に喜んではいけません。
内視鏡とはいえチューブを設置するにはリスクが伴いますし、チューブを入れっぱなしにしていることで炎症や感染のリスクもあります。
AspireAssistに伴う副作用としては消化不良・吐き気・嘔吐・便秘・下痢などが報告されています。

昨日ご紹介したように人口の35~40%が肥満という米国。
有効な肥満治療はウェルカムしたいところですが、食べたものを胃から一部排泄するという人工的な方法をとらなければならなくなる前に、健康的な生活習慣で肥満の予防・改善を心掛けたいですね♪


AspireAssistの有効性を示す臨床研究は下記の通りです。

【試験概要】
  • 研究デザイン:介入研究
  • 対象者:肥満者171名
  • 介入:AspireAssist+生活習慣改善、もしくは生活習慣改善のみ
  • 研究期間:1年間
【試験結果】
  • AspireAssist+生活習慣改善 ⇒ 平均して体重の12.1%の減量
  • 生活習慣改善のみ ⇒ 平均して体重の3.6%の減量
(※1)
BMI: Body Mass Index(ボディーマスインデックス)の略。身長と体重をもとに算出した指数で体格をあらわす。体重[kg]を身長[m]の二乗で割って算出する。

【論文リンク】