2016年4月23日土曜日

両親に過体重/肥満と思われている子供は、体重増加リスクが高い❓

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Pediatrics、2016年5月号より

両親に過体重/肥満と思われている子供は、体重増加リスクが高い!という報告です。

子供の健康管理は親の責任…ではありますが、あまりストイックになるのも良くないのかもしれません。
今回の研究では、両親に肥満だと思われている子供は成長過程でより体重が増加したという報告がされました。アメリカなどでは近年小児肥満が増加しており、親が早めに気づき予防・対処するのが重要だといわれています。しかし一方で、親からのネガティブなイメージは子供に悪影響を及ぼすのかもしれません。
実際には標準体重だった子供も、両親に肥満だと思われている場合体重増加が多かったので、「病は気から」ではないですが、「肥満は気から」も一理あるのかもしれません。

【試験概要】
  • 研究デザイン:縦断研究
  • 対象:オーストラリア在住の子供3,557名とその両親
  • 試験期間:4歳から13歳までの追跡

【試験結果】
両親が子供のことを過体重/肥満だと認識している場合、その子供は試験期間中に体重が増えるリスクが高かった。
この相関は、子供が実際標準体重であった場合も肥満であった場合も同様であった。

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