Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention、2016年4月号より。
コーヒーを飲んでいるヒトは全く飲まないヒトと比較して大腸がん発症リスクが25%低く、飲む量が多ければ多いほど更にリスクが低かった!という報告です。
通常のコーヒーだけでなくカフェイン抜きコーヒーでも同様の効果が示されているため、コーヒーに含まれる抗酸化物質などの影響かもしれません。
コーヒーに関しては健康に良い!悪い!と様々な研究が発表されていますが、大腸がんに関しては飲めば飲む程良いということのようです。
しかしこの研究はコーヒーと大腸がんの因果関係を示しているわけではなく、飲み過ぎは大腸がん以外の悪影響をもたらす可能性もあるので何事もほどほどにしましょう!
【試験概要】
- 研究デザイン:症例対照研究
- 対象:イスラエル北部のMECC研究対象者のうち、大腸がん患者5,145名と対照群4,097名
- コーヒーを飲むヒトは大腸がん発症リスクが26%低かった(飲むヒトと全く飲まないヒトの比較でOR 0.74)
- コーヒーを飲む量が多ければ多いほど大腸がん発症リスクが低く、1単位未満/日のヒトと比較して、2.5単位/日より多く飲むヒトはリスクが54%低かった(OR 0.46)
- カフェイン抜きコーヒーを飲むヒトも大腸がん発症リスクが18%低かった(飲むヒトと全く飲まないヒトの比較でOR 0.82)
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