2016年10月12日水曜日

健康的な生活で人生の長さだけでなく質も向上❔

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Journal of the American Geriatrics Society誌、2016年10月号より。


日本は長寿国と言われており、
平均寿命(2013年)は男性80.21歳、女性86.61歳です。

しかし男女とも寿命の最後10年程は寝たきり・要介護の生活となってしまう人が多く、日常生活に制限なく過ごせる「健康寿命(2013年)」は男性71.19歳、女性74.21歳といわれています。


今回の研究では適正体重、健康的な食生活、適度な運動などを守れているヒトでは、残りの人生のうち障害なく過ごせる年数が長いことが分かりました。

長生きするだけでなく生き生きと充実した日々を送れるよう、今から健康的な生活を心掛けましょう♪

【試験概要】
  • 研究デザイン:コホート研究。
  • 対象:65歳以上(平均年齢72.7歳)でベースライン時に車椅子を必要としていない地域住民5,248名。
  • 追跡期間:1989~2015年。
【試験結果】
  • 女性は平均生存年数が15.4年、うち4.5年間が日常生活動作に障害あり。男性は平均生存年数が12.4年、うち2.9年間が障害ありだった。
  • 生存年数に対する日常生活動作の障害なし年数をパーセンテージで表すと・・・
    • 肥満者では障害なし年数の割合が7.3ポイント低かった。
    • 健康的な食生活スコア(Alternate Healthy Eating Indexを使用)が最も低いグループでは、最も高いグループと比較して障害なし年数の割合が3.7ポイント低かった。
    • 1週間に歩く量が25ブロック増えるごとに障害なし年数の割合が0.5ポイント高かった。
【論文リンク】

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