2016年10月6日木曜日

10月は乳がん月間 - 生活習慣で乳がんの3分の1が予防可能❔

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アメリカでは、10月 = National Breast Cancer Awareness Month(乳がん月間)とされています。

アメリカがん研究協会の2016年9月30日プレスリリースによると、アメリカの乳がん患者の約3分の1、つまり81,400名ほどは生活習慣によって乳がんが予防できたと推算されています。

エビデンスに基づく3つの予防法とは…
  1. 適正体重の達成と維持:過剰な体脂肪は閉経後乳がんのリスクと最も相関する因子の一つで、乳がんの5例に1例は過剰な体脂肪が原因だといわれています。過剰な脂肪組織は慢性的な炎症を引き起こし、インスリンやその他のホルモンを増加させることでがん細胞の増殖を促進します。
  2. 身体活動量を増やす:庭いじりやランニングなど、日常生活の中で強度が中程度以上の身体活動を毎日30分以上すると、閉経前・閉経後乳がんのリスクが低減します。また座ったり寝転んだりしている時間を減らすことも重要です。
  3. アルコールを避ける。飲むのであれば適量を守る:既存研究によると、少量であっても定期的な飲酒は乳がんリスクを上昇させるといわれており、量が増えれば増えるほどリスクも上昇します。アルコール/エタノールはDNAの損傷・がんを促進するホルモンの上昇などに繋がります。女性では1日1杯以下が適量です。
また最近出産をした女性では、授乳することも閉経前/閉経後の乳がんリスク低減に繋がります。
日々の生活でできる乳がん予防の3ヶ条、他のがんや慢性疾患のリスク低下にも繋がります。しっかり心に留めて少しずつ生活を改善していきましょう♪
【論文リンク】

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