2016年7月5日火曜日

がん患者さんは運動をしないと死亡率が上昇❔

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British Journal of Cancer誌、 2016年6月14日オンライン号より。
健康的な食生活+運動でがんの発症を予防できるかもしれないということは以前お伝えしましたが、今回の研究では予防だけでなく発症後も運動の効果があるかも❔という報告がありました。
卵巣がんの女性を対象にした研究12件を合わせて解析した結果、運動をしないヒトはするヒトと比較して死亡リスクが高かったのです。

病気の予防にも管理にも役立つ運動。
暑くなり熱中症が心配な季節なので、外で行う場合は朝夕の涼しい時間を狙う、水分補給をこまめにするなど、上手に運動を取り入れていきましょう♪

【試験概要】

  • 研究デザイン:12件の研究の統合解析
  • 対象者:上皮性卵巣がん(浸潤のあるもの)と診断されている女性6,806名 
  • 研究期間:5年間
【試験結果】
余暇身体活動をしない女性は、する女性と比較して死亡リスクが22%高かった(HR 1.22)。残存疾患を考慮した解析では、余暇身体活動をしない女性は死亡リスクが34%高かった(HR 1.34)。

【論文リンク】
Recreational physical inactivity and mortality in women with invasive epithelial ovarian cancer: evidence from the Ovarian Cancer Association Consortium

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